さてさて

就職活動が本格化してきましたよ。

どうしましょう。大丈夫だろうかという不安な部分とこれからの人生が決まるという期待の部分とが交じり合っています。

さんざん「商社はエリートだ」とかいっておきながら、もはや今の自分の説明会や、OB訪問をみていると商社が第一ではないかと思うぐらいです。

本当に暇がないというか、あんまり「忙しい」って感じないのだけれども、ずっと就職活動関連のことばかりやっております。これも楽しんでいる証拠ですかね。

あとたったの3ヶ月で、自分の社会人としてのスタート地点が決まってしまいます(あくまでもうまくいっての話ですが、多分うまくいくんじゃないかという自惚れもはいってます)。


出版社では、叶えたい夢というものがありまして、それを達成できる可能性があるのは大手3大出版社しかないかなぁ・・・っていうのが、本音です。なので、おそらく大手+有名どころぐらいしか受けません。

「金融はわからん!」とかいってましたが、説明会に参加させていただき、非常に興味をもったというのがあります。なので、メガバンクはうけるつもりです。

商社は、7大商社をメインに、あとはほんの数社って所です。


まあ面接ではおそらく自己PRと志望動機をきかれるとして、自己PRする内容も考えてはいるのですが、他の人と違うところをアピールしろっていわれても、全部他の人と違うんじゃない?って思ってしまいます。まあ大体決めました。



正直、自分が受からないわけないと思ってます。自信満々じゃないかと思う方もいらっしゃると思いますが、それだけこの3年間、自分について考えることも多く、そして夢も大きく、それに対する努力をしてきました。苦労の3年間だったと思います。それも別に就職活動のためとかではなく、自分のためです。京都大学に落ちて、私の中に火がついたのではないかと思います。「京都大学にいった場合よりも大きく成長しよう」それが、私の後期の合否発表を結果を知りながらも、新幹線にのり、掲示板までみに行って、帰りのタクシー、新幹線で思ったことです。

最初は勉強を頑張ろうと思いました。というかいろいろ頑張ろうと思いました。でも結局自分にあっていて、一番多く物事を学べたのはインストラクターでした。だから夢中になって3年間やり続けました。それこそ社員より頑張った自信もあります。

インストラクターになろうと思ったときもありました。この仕事は好きだし、学べることも多い。何より、他店も含めた社員やマネージャー、支店長、更にその上までから「この会社で一緒に働くだろ?」といわれました。期待も相当されました。

私が就職活動を始めたとき、その内の1人の方が他のインストラクターに「なんで・・・」と相当落胆していたそうです。今でも本当はこの世界に入ってきてくれることを期待しています。

ここまで成長できたのは、他の人達の存在であり、私は本当に感謝しています。でも私は、この世界に入ることはないと思います。


その理由は3つあります。一つは影響力です。就職活動で「自己分析なんかずっとしてきたよ」とか思いましたが、やはり志望動機などを絞るにつれて自分と更に向き合うことが多くなってきました。なぜインストラクターにはまったのか。それは教えている人や、レッスンにでてくれる人が私の存在によって何か変わったりしてくれるからです。そこから私は「人のために」仕事をすることを好んでいるとわかりました。

自分の仕事を通じて、多くの人に影響を与えたい。更にその影響によって、2次的、3次的な影響を与えられる仕事がやりたい。

そう思うようになりました。人と人をつなぐ仕事、これはインストラクターでもできますが、上の仕事はインストラクターには限界があると思います。

2つめは母親の言葉です。今の私を支えているのもあります。


「世界を羽ばたく人間になりなさい」


この言葉が商社であったり、金融であったりなど周りの志望も高い業界を選ばせる理由の一つでもあります。

3つめは、私の今までのキャリアによるものです。

決して頭がいいわけでなく、むしろバカすぎて苛められたりもしてきた私ですが、それでも母親のすすめもあり中学受験をするため、小学生の時から塾に入れられました。当時、中学受験をする人は私の周りでは少なく、批判的で、今でも覚えているのは「こんなに子どもの頃から勉強させているのに、将来○○大学(名誉のため伏せさせていただきます)とかだったらうけるよね」と他の親から言われていました。

結果、まあ普通の中高一貫校に入れ(当時の話です。今では絶対受からないレベルにまでなっているそうです)、のほほんと中学→高校と進学できました。

途中で野球の為に他の高校いくだとか、大学行かないで専門学校いくだとかぬかしていましたが、結局は周りもするから自分も大学受験みたいな意気込みで受験することにしました。まあ浪人してもいいやって野球部時代からずっと言い続けて、練習を続けました。最後の大会前なんか「勉強するとストレスになって、調子が悪くなるから勉強しない!」というよくわからない理論をいい、試験前日になっても全く勉強しませんでした。それを笑って許してくれていたのは母親ですが。

野球部での結果はでなかったけど、周りから認められるぐらい努力したし、自分でもいい経験だったと思います。負けた高校のOBの人に「君ほどすばらしい高校球児は今までの野球人生でみたことがない」といわれ、握手を求められるレベルですw。今でもそのとき負けた高校の人たちとは交流があり、たまに草野球します。

まあそんなこんなで当然のように浪人をさせていただき(自分の学力と見合わないところを受け続けるのも許していただき)、1年間浪人し、本格的に京都大学を目指しました。

1年間、本当に良い経験で、自分の人生で最も変わった一年はこの浪人の一年だと胸をはっていえるぐらいなわけですが、結果は東京に残り、なんだかんだもめたあげく(若干考えるのもめんどくさくなり)センター利用の滑り止めだった大学に進学しているわけです。

この経歴をみると、私の努力や経歴は私だけのものではないし、新卒という大手に入れる最大のチャンスをここで生かさないことはないだろと思ったわけです。特に母親の説得は、私をものすごく揺り動かしました。



自分が受かるかどうかと問われれば、受かる!と思いますが、不安な点はいくつもあります。
まず一つは大学での勉強。いくら卒研は頑張るつもりで、卒研の一環としてあのバークレーにもいく予定でありますが、今までは頑張ってないのは事実です。アルバイトは果たして評価の対象になるのか。
2つめは学歴です。正直、ランク的には早慶の下。学歴社会ではないというのは嘘です!某財閥系金融の少人数説明会(10人程度)に申し込んで、落選しました。その後、連絡がきて、「キャンセル者がでたので、きませんか?」といわれいきました。そこで「今日参加している人は選抜されているので、是非エントリーしてくださいね」といわれました。周りの学歴は東大や東工大早慶だったので、自分の大学名を隠してアンケートを提出した覚えがあります。やっぱり学歴かよ・・・って思ってしまったときでした。まあ面接まで呼ばれてしまえば、問題ないですが。
3つめは筆記試験。学歴がきかない以上、筆記試験で好成績をとらなくては進めません。そして何より、商社、出版社などは筆記で大半がおとされます。ここで残らなくては、私の今までの人生を評価してもらう機会が失われてしまうのです。いくら理系でSPIやGABは余裕といっても、あんな簡単な問題、勉強すれば誰にでもできるだろというのがSPIやCABGABの問題集をとき終えて思いました。英語はできないので、英語の勉強を必死にやることにしてます。英語なんだよ・・・結局は。来年就活やる人、TOEICは700点以上は取っておいたほうがいいです。やっていて損はないから!


私の精神的に楽なところは、まだ選べる立場にいることぐらいです。理系である以上、院という選択肢は常にあります。正直、もっと研究したいっていうのも本音でありますし、院には否定的ではないというのも幸いです。

まああと3ヶ月で結果は出るでしょう。そして院を目指しているか、卒業を目指しているか、そのとき次第ですかね。