移転したとかいいながらも…

こっちで久しぶりに書きます。

海外で博士号をとる!と思って、向こうの教授にアポイントとって会いにいったり英語勉強したりと、準備をしていました。
向こうの教授とも合格の確約を貰って、さあ後は奨学金だなぁと思っていたのですが、その後家庭環境などが大きく変化しました。

正直悩んだし、実はまだ諦めきれていない思いもある程度あるのだけれども、他人を支える人生というものにある程度悟りを開き(笑)結局就職活動を同時に少ししました。
今年は震災の影響で6月から本採用が始まったのですが、就職活動をやっぱりしようと思ったのが5月中旬だったこともあり、ギリギリエントリーしたのが4社のみという何とも無謀なチャレンジをしました。例年通り4月スタートだったら、就職活動を全く出来ていなかったことを考えると、今自分が進む道というのがある程度信じられないです。

学部時代、あれだけ総合商社というフィールドにこだわり、憧れたという経緯もあり、再度チャレンジをしました。5大商社を2つと、他2つをエントリーしました。今年は社員訪問はもちろん、説明会にも参加していないというかなり無理な状況、というか正直駄目だったらその時考えようという感じでした笑。あれだけビビリな俺が「もうどうにでもなれ」精神で突撃した5月末は人生でもかなりあり得ない選択をしたと思います。


結局4社中3社、最終面接まで進まさせて頂きまして、5大商社の一角であるところから内々定を頂き、入社することをきめました。他の2社も良い会社だったのですが、配属リスクが少ない、3社の中では規模が一番大きい、やりたい事が直結しているという点で内々定を頂いた時点で他2社辞退させて頂きました。


とまあ、報告までに書きました。実は最初の最終面接(内々定を頂いたところ)の後、このブログを読み返していて、「ああこんなこともあったなぁ」と思い返していました。あれから2年間で自分は何が身に付いたか?と自問自答していたりしたら、結構いろいろあったなぁということがまず言えます。

1つ目に自分で言うのも何ですが、大分成長したなぁと思います笑。この2年、私にとって大学最初の頃の2年とは挫折体験という点で比べ物にならないぐらい良い経験をしました。いろんな挫折を味わい、いろいろ自分で考えるようになり、将来についての漠然とした思いがある程度はっきりしてきたなぁと思います。これは本気で向き合い、他人に伝え、時には否定されるという経験がなければ、なかなか難しなぁと思いました。自分でも結構考えているつもりでしたが、漠然としすぎていたなぁというのが今振り返った時の印象です。
成長の1つに、自分の守備範囲がわかったというか、これは人より優れていて、これは人より劣っているという点が明確になったことです。スキルや精神面も含めて。何でも出来る!から何がより出来る!という状態になった感じかな。
そのために、自分の意見に説得力が出てきたなぁという印象です。自分の体験をもとに志望動機を言える今、基本面接で落ちる気がしなかったし、これで落ちたら今自分は必要とされていない種類の人材なんだなと割り切れました。

2つ目に結局1つ目には集約されるのですが、しっかりとしたスキルが身に付いたこと。1つが研究に関する知識はもちろん、実際手を動かす現場感覚がある程度身に付きました。もちろん研究に必要なスキル、たとえば発表技術だったり、質問の仕方だったり、理解の仕方だったり、などなども身に付きました。特にパワポは教授が異常なキレ方をするので、作るのが素早く上手になったと思います。そしてもう1つが英語。TOEICは昨年の7月で860点を超えてA rank入りをはたし、2月のIELTSでは全てのセクションのスコアを6以上とまあまあ英語にかんして自信が持てました。加えてイギリスとフランスの教授に会いにいったときも、長時間ディスカッションして、「まあ頑張れば伝わるんだな」という自信が持てたのも大きいです。書く英語はある程度自信をもて、あとは喋る英語ですが、現在もオンライン英会話で毎日英語をしゃべるようにしています。まだまだですが。。。


これからの人生、自分の守備範囲をひろげながら、自分の価値観を常に考え、1つにはまりきらない大きな人間になりたいと思います。