今年一年を振り返る

目が覚めると、喉の奥に針がからまるような痛みに襲われた。針というより、もっと粘着的なもので表現したほうがいいかもしれない。ただ、毎年この季節になると暖房つけながら寝ると喉が痛くなる。

12月ももう下旬に差し掛かった。毎年、12月というのはイベントの目白押しだ。クリスマスをはじめ、忘年会やら、自分の場合誕生日まである。といっても誕生日はちょうど先週終わってしまったし、忘年会もこの前の土曜、自ら幹事を務め無事終わった。あとはクリスマスをむかえ、そして大晦日へとなるだけだ。


昨年の日記で、自分は「挑戦」という言葉で表した。いろんな事に挑戦し、そこからたくさんのことを学んできた。そしてその姿勢は今も変わらない。今年も、どうようにいろんな事に挑戦した。しかし今年はどちらかというと、去年挑戦したものを更なる高みへもっていく作業に専念した。

具体的には、レッスンのレベルや、バリエーションを増やし、最近ほかのインストラクターから言われる「トレーナーを意識したレッスン」を心がけていた。そのために、努力したことはここでは書ききれないほど、沢山ある。自分で、「努力した!」というと、あまり具体性や客観性がなくぼやけたものになりがちになってしまうが、とにかく一年中、今日のレッスン、明日のレッスン、そして来週のレッスンと毎日そのことを考えていた。もはや、iPodの再生曲は、レッスンで使う曲しか再生していない。

指導のレベルの向上も目指した。さらに自らの体をトレーニングにも励んだ。ゴールドに通い、様々なトレーニングをし、さらには指導で使えるよう考えた。今日も、指導のために店にいく。


よくアルバイトで言われる、「売り上げを伸ばしました!」とかはあまりない。どちらかという形にならないものを努力してきたと思う。なぜなら、売り上げを伸ばすために努力して「売り上げ伸ばした!」なんて誰だって頑張ればできると思った。現に、3月の担当プログラムの売り上げを全国3位まで引き上げた。東京でも3位だったが、1、2位の支店は規模も大きく、トレーナーの数も15人以上と豊富だった。対して私の支店は3人。そこでほぼ変わらない結果も出せた。満足はしていないが、できる限りの事をした。

だが今は、私は売り上げに対して、アプローチをかけたりはまったくしていない。

社員にとって私の存在というものは厄介でならないだろう。今の社員はここ1年で異動してきた人たちだが、以前の売り上げを知っている。そして私の努力の結果であると知っている。しかし現状は売り上げも伸びず、私も言ってしまえば自ら孤立を望んでいる。


なぜやらなくなったか、それはここに書くのが面倒なので適当に説明すると、自分の努力に対する対価が見合わなくなったからだ。結果を出しても、給料をあげない。私は抗議をした。ここまで店の売り上げに貢献(月で100万程度)したのに、給料をあげないのはどういうことだと。人件費の問題だといっていたが、店に貢献している人と、まったくしていない人が時給で100円も変わらないのはおかしいのではないか。そして私の努力の結果も、店の努力の結果として、つまりは時給をあげるかあげないか査定する支店長の結果として提出されている。私が売り上げが伸びている支店にお願いして、見学させてもらったり、担当の人と話しをしたり、ツールをかりたりしにいったのを給与が発生しない中でやっていたのも無駄だった。

私の中で、この店に尽くそうという気持ちがなくなったのも今年かもしれない。私は、自分のレベルを上げることに専念した。「やればできる。そしてやって結果も出した」という自負が、もう私を奮い立たせないのだろう。
それ以外には正直、辛いところがあった。3年になり、大変になった実験、そしてレッスン数の激増など個人的にも忙しくなったなどの理由も次にあたる。

去年、間違いなく私が店で一番頑張った人間、そして一番結果を出した人間であった。しかし今年は、そういう評価はもらえなかった。それは上のような理由があるからであろう。尽くすまでもないのだ。


とまあ、愚痴ばっかりで申し訳ないです。単純に、むかつく!ってだけなのですが、客観性をもたせるためにね。で、それ以上にもっとむかつくのが、今の社員。「結果をだしてきたんだから、店のために頑張ってよ」ということもせず、俺に対してはノータッチ。どちらかというと気を使うだけ。というかまるで腫れ物を扱うかのように気を使い、俺がやる気を出すのを待っている受動的な社員。正直、仕事できないとかできるとかないから・・・。大切なのは努力ですから。そりゃ、たしかに俺は周りからも言われるけど正直仕事できる部類ですよ。どんどんやっていくスピードもはやいよ。でも大切なのは努力することでしょ?

学生だから・・・とかって子供扱いする人に問いたい!じゃあお前、俺より仕事で結果出せるのかよ!!ってかお前社員だからそれしか考えなくていいとか楽すぎだから!!!

「大人になるということは社会と妥協することではないのです」byハセ

社会と妥協しているだけで満足している大人が多すぎる!!!もっと考えましょうよ。せっかく人間に生まれたのだから、考えるということが人間にとって最も贅沢なものなのです。

結局、みんなそんな考えの自分に対し「子供だなぁ」って思うのかもしれない。でも俺は、それだった子供のままでいいと思う。そしてそういった大人であるはずの社員は仕事が遅く、アイデアもない。


とまあ今年一年というか最近思ったことです。ここまで週6とかでバイトしてきたからこそ、上り詰めた地位や能力。それこそ、命をかけてやってきたから結果的にこういう考えにたどり着きました。そりゃ俺だって、「みんなで楽しく働きましょー」とか言っていたいよ。でも自分が命をかけて働いてきたものに対し、そんな事言っていられない。

じゃあ来年の抱負といきましょうか。

まあこういう風に言ってきたけど、結局は自分はこれからどうすればいいかと悩んだとき、いつまでも堂々巡りをしているだけなのですね。

あいつは仕事できないとか、あいつは考えてないとか


そういったことって、ノーブレスオブリージュだと思うんですよ。俺らがじゃあ何をするか。それが本当に大切になってくるのが来年一年だと思います。

結局自分がしている努力は剣を磨くこと。でも本当の戦士には剣はいらないのです。


これが、来年の課題。もしかしたら一生の課題になってくるかもしれません。


そして具体的な来年にやりたいこと、やること

1、就職→切実です。でも正直、院と迷ってます。意外と理系って楽しいじゃないか?と最近思うようになってきました。

2、勉強→という名の読書。最近の有名作家から、古典まで幅広く読みたいと思います。まあでもやっぱりノルウェーの森の永沢さんのように「死後50年経った作家しか読まない」という考えのもと古典が多くなると思います。

3、努力→ということで適当にまとめてみました。


まあそういうことで今年一年お疲れ様でした。また年末にかけたら書きたいと思います。