久々に


練習をみにいきました。雰囲気に関しては相変わらず・・・。

でもキャプテンのやつは一番俺を慕ってくれているんだけど、彼は俺から受け継いだだけあって(嘘)、やっぱりレベルが他の奴らとは違う。さすがチーム6安打中の4安打を一人で打つだけはあるw!!

でも技術がありすぎても、考えられる人じゃなきゃだめだってことです。


この前の大会。9回裏、三点差で迎えた2死1、2塁。バッターはそのキャプテン。


彼は初球、ピッチャーが様子見のために外角低めにおちていくカーブをなげました。


彼はそれを芸術的にレフト前へと流しました。


そして2死満塁となり、次のバッターへとつなぎました。



えー、まあこういうのはアホですよねw。普通この場面


そいつがホームランを打って同点にする確率と

次の今日一本をうってないバッターが三塁打をうって同点にする確率


どっちが高いかと冷静に考えれば、明らか前者ですw。

外角におちていくカーブなんて一番難しい球を打つのは結構です。でもその球をうつよりも、他の甘くはいった球を思いっきりうつほうがいいでしょう。そのカーブを打っても、ヒットにしかならないわけだし。


今日の練習も、2年の投手がいろいろと聞いてきましたが結局俺は

「自分で考えられなきゃうまくならないぞ」

と最後にいいました。まあ僕もそれまでいろいろとアドバイスしまくっていたのがいけないんですがねw。


自分で考えて行動できる人は必ずそれなりにいけます。野球だけに限る話ではありません。

予備校だって、高1からいったって、高2からいったって、自分でやろうと思っていっている人以外はただお金をドブに捨てているのと同じです。親に言われて・・・とかうちの高校の野球部でもたまーにいますが、大抵そういう人はいつまでたっても成績は伸びません。

気がつかない親が多いというのも問題です。そういう経験をしてこなかったというわけですから。

僕の家庭では親は「野球をやめろ」などとはいわれたこともないし、勉強しろなんてさすがに成績低すぎて親が学校に呼び出されたとき以外はいわれませんでした。というかその言われたときも、「まあほどほどに勉強もしておきなさい」ぐらいでした。

親は「自分で気がつかなきゃやらせる意味はない」といっていました。その通りだと僕はコーチの立場になっても思います。


まあそれはさておき、その2年の投手は夏エースかもしれません。ストレートが結構はやめです。スライダーも投げれますw。中堅高校が一番苦手とするタイプです。

不器用で、要領悪くて・・・でもなんか自分に似ているような気もします。そういう自分に自信がないみたいなので、まあいろいろな話をいれてこういいました。


「要領が悪くたって損はしない。要領がよくたって得はしない。」


要領いい選手は、ある程度簡単にマスターしてしまいます。変化球だって。それなりに運動神経もよくて、結構それなりの球をなげれるでしょう。でもですね、要領のいい人は失敗をしないようにやってるだけなんです。失敗をしない選手は伸びません。うまくまとめようとして、小さくまとまってしまう。そういう選手は山ほど知っています。

逆に要領の悪い選手は、なかなかマスターしません。なかなか変化球がなげれなかったりします。球もあっちこっちいってしまうでしょう。でも失敗を重ね、怒られ、自分でどうすればうまくなれるか考え、自分の型をみつけたときにその選手はものすごく伸びます。そして大成します。


きっとマウンドで大きく投げれる投手になることを僕は願っています。夏まではあと3ヶ月ちょっとしかありません。やるのは選手自身です。