明るい道を歩んでこれない

私は今まで明るい道を歩んで来れなかった。


努力もしていると思う。考えてもいると思う。そしてそれが間違った方向に進んでいないと思う。



でも何かと肝心な時に、勝てないのだ。

高校野球時代、結局結果はついてこなかった。学んだ事もたくさんあり、考えたこともたくさんあった。でもそこで大きな結果を出せたわけでもない。

大学受験で、京都大学に不合格。正直、勝てた試合だったといっても過言ではなかった。結局今の大学に進学した。

就活でも、肝心な最終面接の前で落とされた。最終面接まで行けたところはあったけど、結局自分の志望する商社は最初の方は通過しても、2次面接、3次面接でつぶされてしまった。これに関しては自分の良い点をアピールしそこねた=準備不足とも言える。

そして大学生活を費やしてきたインストラクターとして、集大成を出したかったイベントがあった。過去も出演して、今回こそは!という思いもあった。院試もそのイベントの2日後にあるが、それより大事なものが私にはあったのだ。


結果は出演以前のビデオ審査落ち。いくら希望者が殺到したからや枠が12と少なかったといえども、東京の12人の中にすら入れなかった。



爪が甘いといえば、それまで。でもそれ以上、何かに恵まれていない人生だった。


生きていくことが辛くなった。これから院試があるが、正直受からないのではないかと思った。「結局いつものパターンでしょ」と思ってしまう。京大や東大も受けるが、結局今の大学に落ち着くような気もする。でもそれを言い訳にしたくないし、正当化したくない。




「いつまでも自分が特別だと思い続けること」



これが私にとって努力する原動力である。自分は特別な人間なんだと思い続ける。決して平凡な人間だから、他の人と一緒でいいやとは思わない。だからこそ頑張れてこれたし、自分の背丈以上のものは歩んでいるのではないかと思う。でも背丈以上でも目標はもっと上にあるし、それを達成しない限りはダメなのではないか。



いつまでも口だけの自分は嫌だし、もう特別だと思うことも疲れた。正直、悩んでいる。


実は秋にもう一度就活をしたいと思っている。これは自分が受け損ねた企業を受けたいというのもあるし、もっと等身大の自分を評価してほしいと思った。就活用の自己PRなんかどうでもいい。自分が今まで本当に強みにしていたもの。そしてこれからそれで戦っていきたいもの。それを正直に話したい。

正直、来年何やっているかわからない。院にいるかもしれないし、まだ大学生やっているかもしれないし、大学卒業して海外を放浪しているかもしれないし、結婚もしているかもしれない。来年の自分が見えない不安と、将来どうしていきたいか見当もつかない不安が私を今襲っているのだ。




それでも私は責任という鎖に縛られながら、今日も明日も明後日もバイトに行き、レッスンをやる。勉強もするし、大学にもいくし、インターンにもいく。いつまでたっても、私は責任という鎖に縛られ続けているのだ。