甲子園


僕らの代から今の高2までの代のメンバーを全部2年ぐらいにまとめたら、甲子園いけるんじゃないかと監督はいっていた。意外だ。監督は、野球に関してすごい厳しい人だから。そう考えると、粒は毎年そろっているのだが・・・。

というわけで(ぜんぜんつながっていないことに気にするな)、高1で新たにメンバーが加わった。一応監督いわく、『野球部史上最高のショートになれる才能はある』とのこと。でもやる気がなくて、なかなか練習にこなかったがいきなり何を思ったが、完璧に入部することにしたらしい。坊主にしてきて驚いた。

ついでにうちの野球部史上最高のショートは俺らの代のショートらしい。まあそう考えると、あいつは意外とうまかったような気がした。でも俺は下手だと思っていた。いや、どう、美化しても下手だろ!でもほかと比べたら・・・まあたしかにうまいのかもな。


今日の説教として、お前は何を考えて打席に入っているんだと言った。できるだけ飛ばしてみろ。そして打てないなら考えてみろ。なんで打てないか考えて、先輩とかにきいてみろ。せっかく打撃に関してめっちゃうまいやつが一人いるのに。


何も考えないで、打席に入って「調子がよくない」とか「今日は調子がいい」とか言っているやつはダメだ。所詮運でしか野球をやっていないのだ。なんで打てないのか、そしてなんで今日は打てるのか考える。そうすることによって調子の波を少なくすることができる。ボールが見えてない日でも、打てる日だってある。

スイングがいいっていうのはあくまで出発点だ。スイングがよくても、打てない。打撃は野球の中でもっとも難しい。


打ちたかったら、考えろ。